いびきや睡眠時無呼吸症候群は、顎や舌が気道(呼吸の通り道)を一部または完全に塞いでしまうことで起きる症状です。
日本では習慣的にいびきをかく人は2000万人以上、睡眠時無呼吸症候群の患者数は300万人以上と言われています。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の低酸素や頻回な覚醒反応により、高血圧、心臓血管疾患、脳卒中、糖尿病等に加えて、
認知症発症にも関連することが分かってきました。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法は鼻にマスクをつけるCPAP(呼吸器科)の他に、歯科治療ではマウスピースをつける
「スリープスプリント」と言う治療方法があります。
「スリープスプリント」は下顎を少し前方に出させるように製作したマウスピースを口に入れて眠ることで、のどの気道(空気の通り道)
を広げ、いびきや無呼吸を改善させる治療です。
「スリープスプリント」は導入しやすく身体に負担が少ないため、いびきと比較的軽い無呼吸症候群(軽度~中度)に広く用いられています。
大きさ自体も口に入る大きさですから、出張、旅行等自宅以外でも使う事ができるのも大きなメリットです。
スリープスプリントは、歯列矯正中の方、被せ物治療中の方、検査の結果「重症」と診断された方等は
使うことができませんので、一度当クリニックにご相談ください。