インレー/クラウン

インレー/クラウンとは歯の詰め物・被せ物のことです。天然の歯に近い色調・透明性をもったインレー・クラウンにより、自然に歯を白く美しくすることが可能です。

 

特にクラウンにおいては、保険診療内のCAD/CAM冠(硬質プラスチック)などから自費治療のハイブリッド冠(プラスチックとセラミックの混合)、オールセラミック(全てがセラミック)までのご希望に合った治療が選べます。

 

これらの材質はメタルフリー(金属を使わない)ことで金属アレルギーの心配がない、金属を使わないので自然な透明感と光沢が出る、接着力が高いため、歯と強固に接着し一体化するので隙間から感染するリスクが少ないというようなメリットが健康につながり延いては美容にもつながります。

保険適用CAD/CAM冠

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)は白い被せものです。コンピューターでデザインしてコンピューターを利用して制作する被せものです。インレーのような詰め物には出来ません。ブロックから削り出して作製する硬質プラスチック冠です。以前は保険適用外(自費)でしたが2014年より先進医療から健康保険に導入され一部の歯に限って保険適用になりました。今年2020年4月からはその範囲が増えて上下顎小臼歯、大臼歯(前から数えて4,5,6番目の歯)まで対応可となりました。また2020年9月より更に拡大し上下顎中切歯、側切歯、犬歯に対して可能になりました。メリットは銀歯の冠より審美性が高いことです。金属を使わないのでアレルギーは少なく、安価に出来ます。デメリットは硬質プラスチックなので使用中に摩耗が生じます。歯ぎしりや食いしばりが強い方には向きません。審美的にもセラミック程の色のバリエーションがないので最初は艶があっても徐々に劣化して艶がなくなっていきます。保険適用内(3割負担で6,000円前後)


ハイブリッド・セラミック(emax/ジルコニア)インレー/クラウン

歯の一部/全面にセラミック製の詰め物/冠を被せ、しっかりと固定する方法です。削った歯の型をとり、その歯型によってセラミックで製作したインレー/クラウンを合わせて、歯の色や形、歯並びなどの審美的要素をバランス良く修復し改善するものです。セラミックの持つ特殊な材質を十分に生かし、本来の健康な歯と同じかそれ以上の色や形を再現しますので、きわめて審美的効果が高い方法です。この治療の適応性は、位置がずれている歯、変色している歯、重度の虫歯、奇形歯、金属アレルギーの人などです。金属を全く使用しないので、金属アレルギーの方にも安心して受けることができること、そして自然歯のような仕上がりになることも上げられます。

1歯 46,000~165,000円


メタルコア・ファイバーポスト/ファイバーコア(保険・自費)

ファイバーコアとは、FRC(ガラス繊維強化樹脂)という支柱(ポスト)を入れることによってレジンコアの強度を改善する目的で開発された土台(コア)です。保険内金属のポスト芯に比べて折れにくく、感染しにくいファイバー芯はクッション性に富むので上部構造の冠物を入れた際にも歯根に対して優しく噛むことができるのでとても良い構造です。マンションの軸である芯に例えるなら金属芯が耐震構造、ファイバーコア―が免震構造と言ったところでしょうか。保険内のファイバーポストと保険外のファイバーの違いは材質と芯の数の違いになります。

 

保険内~保険外治療まで

保険適用内~1歯27,500円